FAQ(よくある質問)
RESP-Dのよくある質問と回答をカテゴリ別にまとめています。
| カテゴリ | 内容 |
|---|---|
| モデル入力 | 部材配置、断面リスト、節点操作など入力に関する質問 |
| 計算 | 解析条件、復元力特性、剛性評価など計算に関する質問 |
| 検定 | 断面算定、終局検定、耐力算出に関する質問 |
| 免震・制振 | 免震装置、制振ダンパー、免震層設計に関する質問 |
| 質点系 | 質点系モデル、復元力特性、串団子モデルに関する質問 |
| 出力 | 応力図、計算書、CSV出力など結果確認に関する質問 |
RESP-Dのよくある質問と回答をカテゴリ別にまとめています。
| カテゴリ | 内容 |
|---|---|
| モデル入力 | 部材配置、断面リスト、節点操作など入力に関する質問 |
| 計算 | 解析条件、復元力特性、剛性評価など計算に関する質問 |
| 検定 | 断面算定、終局検定、耐力算出に関する質問 |
| 免震・制振 | 免震装置、制振ダンパー、免震層設計に関する質問 |
| 質点系 | 質点系モデル、復元力特性、串団子モデルに関する質問 |
| 出力 | 応力図、計算書、CSV出力など結果確認に関する質問 |
柱の寄りを考慮できますか?
現状、平面的な寄りを指定する機能はございません。
梁の配置を構造芯からずらすことはできますか?
梁の高さ方向の調整については、画面右の大梁プロパティの「高さ方向移動長さ」から設定することができます。設定値に応じて柱の剛域を自動で設定します。
詳細は操作編のマニュアルもご参照ください。
RESP-D は柱脚製品の対応をしているか?
柱脚製品には対応しておりません。
柱脚に回転ばねを入力できるため、こちらの機能を別途検定して頂く必要があります。
RESP-Dでは超高層案件に特化した機能拡張を行ってきたので、
露出型柱脚の検討や既製品の関連プログラムとの連携を想定できておりません。
今後、製品の適用範囲が拡大されて需要が増えてきましたら対応を検討いたします。
立体解析でスウェイ・ロッキングを考慮できますか?
「立体系振動解析条件」で水平方向地盤バネおよび鉛直方向地盤バネの設定が行えます。 ロッキングに関しては、バネをとりつける位置が不明確であり、基礎が剛体回転するようなモデルで適切な評価か判断しかねるため、実装しておりません。 ただし、各支点に鉛直ばねを設定してロッキングを評価することは可能です。
ST-BRIDGEによるモデル読み込みがうまく行きません。
ST-Bridge読み込みは以下の点にご注意ください。
・ST-Bridge Ver. 1.4とVer.2.0.1にのみ対応しています(2025年9月現在)
・階の名称を、断面リストの階名称と合わせる必要があります。
(断面リストを 1C1, 2C1, …のように入力されている場合、階名称も1, 2, …とする必要があります。)
・柱梁の配置やリストをインポートできますが、荷重や計算条件などはST-Bridgeの仕様上、インポートできません。
壁仕上げの重量が荷重条件の設定を変えても上下階に分配されています。なぜでしょうか。
壁仕上げは、耐震壁と一緒に配置している場合と壁仕上げ単独で配置している場合で取り扱いが変わる仕様です。 耐震壁と一緒に配置している場合には、コンクリートの壁の表面の仕上げと見なし、開口分をくり抜いたりする必要があるため、壁仕上げは壁の重量の一部とみなされます。 上記の場合、壁仕上げの荷重分配は適用されず、「耐震壁自重の取り扱い」により扱われます。
鉄骨の材料強度のユーザー指定は可能でしょうか?
材料性能書き換え用csvファイルをRESP-D.exeが置いてあるフォルダ(通常、C:\Program Files (x86)\KKE\RESP-D)に配置して材料性能を書き換えることが出来ます。 既に定義済みの鉄骨材料の性能を置き換える仕様になっているため、材料名は既存のものと同じ物を指定して頂く必要がございます。 必要な場合はRESPサポートまでお問い合わせください。 (仕様の関係上意図しない計算になる可能性があるため、表示上の材料名は既存のものと同じになりますのでご注意ください。)
階グループにはできないものの、ほとんど配置が同じとなる階があります。効率よく入力する方法はないでしょうか。
階層コピーの機能を使えば、一部の部材のみグループ外の階にコピーすることができます。
すべての節点を非剛床にした場合、層間変位はどのように計算されますか?
すべての節点を非剛床にした場合、代表節点が宙にういてしまい層間変位が正常に求められません。代表点と考えられる位置の節点だけ剛床として一点だけ残しておくことで、その点で層間変位を計算できます。
節点補正荷重にマイナスの値を入れることは出来ますか?また、CSV等に出力される「建物重量」に反映されますか?
節点補正荷重はマイナスの値も入力可能です。また、建物重量に入力された値が反映されます。
規模が大きいモデルで操作が重くなります。なにか対処方法はないでしょうか。
操作・表示オプションから、「アクティブ図面のみリアルタイムで更新する」としていただきますと、画面更新の処理が少なくなり、処理速度が向上します。
隅切りの入力はどのようにしたらよいでしょうか。
操作対象を節点とし、節点を選択後、ドラッグしてほかの節点のある位置まで移動すると、節点結合が行えます。これにより、隅切を表現できます。
伏図などのウィンドウをきれいに並べ直すにはどのようにすればよいのですか?
メニューバーから、「ウィンドウ」を選択し、「左右に並べて表示」もしくは「上下に並べて表示」を選択すればきれいに並べ直されます。
部材を一つ削除すると、他の階の部材まで削除されてしまうのはなぜですか?
「階のグループ化」機能により、グループ化されているためです。新規作成時には、柱・大梁は1Fを除いたすべての階がグループ化された状態で作成されます。グループを分割する場合には、「基本事項」->「階グループの設定」を選択し、階と階の間の「-」の部分で右クリックすると、メニューが表示されます。グループを結合する場合、階が表示されているコンボボックスで「上部を結合」または「下部を結合」を選択してください。
グループ化されている階に耐震壁を配置したのですが、配置した階にしか反映されないのはなぜですか?
「階のグループ化」は柱、大梁、床、小梁が対象です。耐震壁などについては、軸組図から一括配置するか「階層コピー」でコピーしてください。
一度結合された節点を復帰することはできないのですか?
結合された節点の元あった場所をクリックすると、プロパティで「結合解除」という項目が表示されます。これを「する」にすると、節点の結合が解除されます。
アンドゥ機能はないのですか?
伏図および軸図の入力画面のみの対応となり、断面リストなどに関しては未対応です。
断面リストの「外端・中央・内端」はどのように扱われるのですか?
大梁を選択すると、「終始端種類」という項目が表示されます。「外端・内端」となっている場合、始端が「外端」、終端が「内端」として扱われます。特に個別に設定しなければこの項目は「外端・内端」となっているため、そのまま「左端・右端」と読み替えることができます。
断面リストの下部にある「List-1」ってなんですか?
複数の部材断面リストを作成・管理するための機能です。リストのタブのところで右クリックすると、リストの追加や削除ができます。 高層部と低層部の柱リストを分けて管理したい場合や、X方向とY方向の大梁を分けて管理したい場合などの使い道を想定しています。リストごとに、断面が適用される階を異なる範囲で設定することが可能です。
柱や大梁に「DUM」という符号が定義されていますが、これはなんですか?
ダミー部材です。主に形状を作るためだけに用いられ、構造解析にはモデル化されません。たとえば、柱-柱間にない壁をモデル化する場合などにダミー柱を利用して耐震壁を配置します。
部材を一つずつ配置するのが面倒なのですが、なにかいい方法はありますか?
柱、免震装置、耐震壁、ブレースなどの部材は一括配置が可能です。マウスの左ボタンを押したままマウスを移動し、描かれている枠の中に部材が配置出来る箇所があれば、左ボタンを離した際に部材が一括配置されます。
一括配置しようとしてもうまくいきません。
枠で囲った際、部材が選択状態になっていないでしょうか。一括配置よりも複数選択が優先されますので、部材がひとつでも選択状態になるような囲み方をすると、一括配置は行われません。
スパン間に軸を追加した際には大梁は自動で分割されるのですか?
自動で分割されません。お手数ですが、一度大梁を削除し、分割して配置しなおしてください。分割されていない状態で新たな軸に間柱を配置した場合には、間柱には応力が発生しませんのでご注意ください。
SRC部材はどのように入力するのですか?
RC造断面リストとS造断面リストで同じ符号の部材を定義し、配置すればSRC部材としてモデル化されます。 なお、鉄筋と鉄骨の干渉チェックは行わないため、入力の際にご留意ください。
ブレースと節点間ブレースはなにか違いがあるのですか?
スパン間に配置する場合には、通常のブレースでも節点間ブレースでも解析モデル上の違いはありません。層をまたぐブレースを配置したい場合などには、節点間ブレースによりモデル化します。
節点荷重の入力方法がわかりません。
節点荷重はメニューバーの「荷重・材料」から「節点荷重」を選択し、リスト形式での入力となります。フォーム右下の「図面へ適用」ボタンをクリックすると、図面上で配置が確認できます。
アニメーションが作成可能と聞いたのですが、作成の仕方がわかりません。
「振動解析条件」フォーム上部のメニューの中の「履歴出力指定」を選択し、アニメーションを作成したいケースの「アニメ」の項目にチェックをいれてから解析を行う必要があります。 入力編のマニュアルをご確認ください。
「オプション」にある「オプションコード」とはなんですか?
RESP-Dのカスタマイズによる、ユーザー限定の機能を使うためのコードです。カスタマイズに対するご相談にも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
「振動解析条件」の「特性変動考慮」とはなんですか?
主に免制振装置のばらつき検討用の機能です。プラス、マイナス方向のばらつきを指定すると、ばらつきを考慮した解析まで一連で実行できます。
多剛床はどのように設定するのですか?
節点のプロパティの「床グループID」を変更することで設定できます。
ツインタワー串団子モデルにおいて、各棟ごとに減衰マトリクスの設定を行なうことは可能ですか?
ツインタワーのモデルを作成した後、メニューバーの[計算条件]-[層復元力特性の設定]で質点系解析復元力特性設定画面を開きます。 質点間ばね定義で対象の床グループIDを設定した後、設定のボタンから要素グループごとの復元力特性定義画面を開き、[モデル化設定]タブのh(%)の列で減衰定数を設定することができます。 ツリービューの振動解析モデルを右クリックして串団子モデルの追加を行なうことができますので、以下同様の手順にて減衰定数を各棟ごとに設定下さい。
質点系モデル化タイプの「曲げせん断分離型」とはどのようなものですか?
質点系モデルで曲げ剛性を考慮する方法として、「等価曲げせん断型」と「曲げせん断分離型」があります。「等価曲げせん断型」と「曲げせん断分離型」の違いとしては、前者は梁要素によって曲げ剛性を表現しているのに対し、後者は回転ばねによって曲げ剛性を表現しています。前者の場合は全体の変形にせん断変形と曲げ変形が混在するため分離することができませんが、後者の場合はせん断変形と曲げ変形が別々に出てくることになりますので、分離されます。分離することの利点としては「粘性ダンパーをせん断変形分にのみ作用させることができる」という点があります。等価曲げせん断型で粘性ダンパーを考慮すると、実際には効果が期待できない曲げ変形に対してもダンパーが効果を発揮してしまうため、応答を過小評価することになります。
芯鉄筋を入力できますが、RC柱の許容曲げ耐力に反映されるのでしょうか?
RESP-Dの芯鉄筋は重心位置を指定できますので、位置に応じて曲げにも考慮されます。
円形柱はどのように入力しますか。
BxDのDを0として入力することで円形柱となります。
RC柱にX,Yで異なる径の配筋を設定することは可能ですか。また、設定できるとしたら隅部の径はどのように解釈されますか。
可能です。 隅部は大きい方の径を採用します。
各部材に存在する「補強部材か?」というプロパティはなんですか?
補強部材の指定を行うと、上部メニューの「ファイル」「データ変換出力」「補強前モデルファイル」で補強部材として指定されたモデルを取り除いたモデルをエクスポートできます。 うまく活用すれば、補強案件において既存モデルと補強後モデルの比較を行う際に整合性をとりやすくなります。
オイルダンパーをシアリンク型(V字ブレースの先端に水平ダンパーが取りつく形状)に配置したいのですが可能ですか?
可能です。下記記事をご参照ください。
【50のこと】No.07シアリング型オイルダンパーを配置したい
勾配のあるスロープの設置を検討しております。通常通り柱梁を設定したのち,節点のZ座標を変更する,という手順でスロープ勾配を設定しようと試みましたが,節点が同一平面上にないため床がエラーとなってしまいます。
同一平面上にない節点上の床は、荷重の分配が正確に行えませんので、現在のところ床の配置が行なえません。 恐れ入りますが、梁の特殊荷重などで荷重を別途考慮していただくことになります。 なお、勾配を持つ床でも、同一平面を構成していれば入力は可能です。
大梁自動分割は設定を有効にしても画面上は何も変わっていないが、解析モデル上では節点が作られて固有モードでも梁が上下するモードを確認出来ますか?
解析モデル上で節点が作られて大梁の上下振動も考慮されたモデルになります。
高強度せん断補強筋を使いたい場合はどのように設定しますか。
使用材料→鉄筋 から径ごとの材料指定が行なえます。なお、「階・部位による材料指定」と「鉄筋径による材料指定」の内容が異なる場合は、「鉄筋径による材料指定」を採用します。
各装置ごと個別に制震ダンパー(間柱形・TRCダンパー)の累積エネルギーや変形、応力のステップごとの時刻歴結果を出力したいと思っています。上記を出力する上でのRESP上の設定などを教えて頂けますでしょうか。
部材の累積エネルギーについては、解析後、出力したい部材をResp-D上で選択し、「テーブル表示」タブをクリックすることで、累積エネルギー含む指定部材の解析結果をUI上で出力できます。 部材の時刻歴については、「計算条件」→「振動解析ケース設定」→「履歴出力指定」コマンドにおいて、「間柱型ダンパー履歴」にて出力したいダンパーの存在するフレーム、軸名を設定することで、指定した部材のダンパーの時刻歴を出力することができます。出力ファイルは「立体振動解析」のフォルダに、「_hisXX.csv(XXは出力指定した部材種別により異なる)」という形で確認できます。csvファイルに示されている部材記号は「_expmodel.csv」内で示されているものに対応します。
軸組図や伏図では問題なくモデルが入力できているのですが、大梁の部材リストに1Fの大梁の情報が入力されません。何故ですか。
1Fの大梁は「RC造基礎梁リスト」で設定しているためです。大梁で配置することも可能ですが、基礎梁としての認識が必要な計算を行う場合にはうまくいかない場合がありますので原則としては基礎梁は基礎梁として入力してください。
円形RC柱の帯筋配置はどうすればよいですか
円形の帯筋を指定する場合は、帯筋タイプをスパイラルを選んでください。また、RESP-Dの仕様上、円形柱の帯筋はすべてスパイラル筋として扱われます。
RC柱の鉄筋入力が煩雑で、簡略化する方法はないですか?
主筋入力が簡略化されたより新しい形式の鉄筋入力方法を用意しております。 柱部材リストの最初のページの鉄筋入力タイプで「簡略化した配筋入力」を選択してください。
SRC柱でS造断面とRC造断面の符号が異なる場合、どちらが優先されますか?
S造断面とRC造断面の両方を入力した場合はSRC部材となり、どちらか一方のみ(S造断面のみ or RC造断面のみ)の場合はS部材 or RC部材となります。入力された符号が異なる場合は、S部材+RC部材が同じ場所に2つ配置された状態になりますのでご注意ください。
SRC柱の鉄筋と鉄骨の干渉チェックは行われますか?
鉄筋と鉄骨の干渉チェックは現状行っておりません。入力の際にご注意ください。
計算を早く回す方法はないですか?
コア数について
解析時間の短縮についてですが、大規模なモデルの場合は
メニュー項目「ツール」→「オプション」→「マトリクスソルバ」にて
SparseもしくはIntelPardisoを選択することで、高速化する可能性がございます。
弊社のRESPブログに詳細な説明がございます。
【プログラムTips】RESPのスパースマトリクスソルバついて
また、スレッド数とプロセス数の設定でも実行速度に影響しますのでこちらの記事を参考にしてください。
【構造解析Tips】RESP-Dの解析時間測定 -その1-
実行いただく際は、メニュー項目「ツール」→「オプション」→「解析時、複数プロセスで実行」にチェックを入れ、「最大プロセス数」を設定してください。
プロセス数×スレッド数がPCの全体コア数を超えた設定を行うと逆に速度が低下してしまいます。
お使いのPCの状態にもよりますが、他のプログラムを同時に使われると思いますので、
最大プロセス数を4程度、準備計算時・応力計算時の最大スレッド数をそれぞれ2程度、に設定するのがよろしいかと存じます。
「計算条件」→「振動解析ケースの設定」→「変動Δt」で解析積分刻みを時刻に応じて変更することができるため、うまく調整すればこちらでも高速化することが可能です。
建物の支点位置に強制変形を作用させる解析はできますか?
RESP-Dでは強制変位を与える機能はございません。 別プログラムRESP-F3TであればLoadCase - LoadBind コマンドを用いることで解析は可能です。
質点系解析について塑性率の基点はどこですか?
塑性率基点は第二折れ点となります。
柱,耐震壁のせん断非線形は,どのような復元力特性で評価されるのでしょうか。
せん断非線形は、「部材復元力特性計算条件」→「部材非線形条件2」の設定によります。 デフォルトでは、柱のせん断は弾性、耐震壁のせん断非線形はトリリニアとして評価されます。 せん断非線形の折れ点耐力については、「部材復元力特性計算条件」→「終局耐力条件3」で変更できます。 個別の部材に対して指定する場合は「部材リスト」→「部材復元力特性・減衰力の直接入力」でせん断復元力タイプで設定できます。
ファイバーモデルの塑性率計算に関して、材料塑性率基点歪みのデフォルト値の根拠は何でしょうか? RC:圧縮0.005、引張0.01 S:圧縮0.01、引張0.01
終局耐力に十分漸近していると言える程度の大きな値をデフォルト値として設定しています。 (S造柱だと降伏ひずみの約5倍程度になります。)
鉄骨梁の降伏後の剛性(復元力特性の2次勾配)はどのようになっていますか?
降伏後剛性低下率(初期剛性に対する比)は0.001としております。 「部材リスト」->「部材耐力の直接入力」(大梁曲げ耐力タブ)にて設定することで変更可能です。 α3のみ入力した場合、降伏後剛性低下率のみ変更されます。
上下動解析はどのように行えばよいでしょうか?
「振動解析ケース設定」より、入力波形の設定を行う際に入力方向を「Z方向」として設定することで解析することが出来ます。
増分解析・振動解析において、「数値の範囲が間違っています(○○行目) RebarRectangle ○○○」といったエラーが表示されます。どう対処すれば良いですか?
RC柱において芯鉄筋のdt指定が部材幅の半分を超えており、正常に鉄筋位置が取得できていない可能性があります。
重心位置はどのように算定されていますか?
剛床仮定を設けている共通の床グループIDごとに鉛直方向の応力解析を元に各階の軸力重心として算出してします。
壁エレメントが早期に曲げヒンジを生じてしまいます。なぜでしょうか。
原因の一つとして想定されるのは、応力計算条件で「鉛直荷重時の軸変形を考慮しない」としている場合です。 この場合、鉛直荷重時のみ柱剛性を増大させることによって軸変形を生じないモデルとして計算しています。 その際、既定の設定だと柱のみ軸剛性を増大させ、壁の軸剛性はそのままとなりますので、長期軸力を壁板が負担しないことになります。 そのため、水平荷重時にすぐに壁板の引張縁が引張に入るため、壁板が早期に降伏しやすい計算となります。 解決策としては、応力計算条件で軸変形を考慮しない場合の倍率を変更して調整していただくことも考えられます。
施工段階解析とはどのようなものでしょうか。
実際の施工においては、すべての層をいっぺんに作るわけではなく、一層ずつ施工されます。そのため、たとえば1層目を施工した段階で自重により若干の鉛直変位が生じますが、2層を施工する時点ではその鉛直変位を加味したうえで水平になるように施工されます。このように、1層ずつモデルを作り上げては載荷、というステップを繰り返すのが施工段階解析です。施工段階解析は、応力解析条件で設定できる考え方としては「鉛直荷重時の軸変形の考慮」と関係し、軸変形を考慮する場合と考慮しない場合の間に位置するような解析結果になります。どちらの状況により近いかは、建物の特性によります。 以下の記事で簡単な検討を行っていますので、よろしければご参照ください。
解析結果のエラーとして「不安定自由度 Z002Y003X004B0500UZ」といったエラーが出るのですが、どこに着目すればよいのでしょうか?
「不安定自由度 Z002Y003X004B0500UZ」を例にとりますと、「下から2番目の階、Y方向に下から3番目の通り、X方向に左から4番目の通り、節点番号500の節点が全体座標系におけるUZ方向に不安定」という意味を示すエラーとなります。 Z002Y003X004B0500というのは解析モデル上の節点名です。 解析モデル用の節点、部材名称と実際の位置の対応関係を確認するためには解析フォルダ内のexpmodel.csvをご確認ください。 一例として、梁の中間部に梁を分割していない状態で柱を配置したケースが原因のお問い合わせをいただきます。
一部の部材に長期軸力を負担させたくないのですが、方法はありますか?
「応力計算条件」→「応力条件2」で、制振ブレース、制振間柱については一律で長期軸力の負担有無を設定できます。 個別に設定したい場合、ブレースはブレースの符号ごとに、柱の場合は柱個別のプロパティで長期軸力負担の有無を設定することも可能です。
軸変形の考慮について、柱は水平のみ考慮、免震部材は鉛直・水平で考慮と条件を変えることはできますか。
軸変形の考慮については、軸変形を考慮しないとした場合には鉛直部材の軸剛性に大きな倍率を乗じて計算する仕様です。 その際の剛性倍率を柱、壁、免震部材に対してそれぞれ設定することで、柱と免震部材で軸変形考慮条件を変えることが可能です。
非剛床の解析は可能ですか?
可能です。節点を選択し、「剛床解除」のプロパティを「しない」にすることで剛床解除されます。
床による大梁の剛性倍率はどのように考慮されていますか?
「設計・計算条件」の「剛性条件」から、増大率として考慮するか、協力幅として考慮するかを選択できます。 デフォルトでは協力幅として考慮です。 大梁の剛性計算時に使われるスラブ厚は、[剛性計算条件]>[剛性条件1]>[各層スラブ厚の設定]で使う代表スラブ厚を使用するが、「構造スラブ符号」を設定した場合は「構造スラブ・平面応力要素」に設定したスラブ厚を採用します。 ※この時、接続する床荷重はスラブ厚が0よりも大きい値が設定されている必要があります。
外付けの補強架構と建物とをスラブで接続したいのですが、スラブの剛性を考慮して解析するにはどのようにすればよいのですか?
水平剛性を考慮するには、水平ブレースによりブレース置換する方法もしくは平面応力要素を配置することが可能です。
瞬間剛性比例タイプで「α1一定、減衰力累積型」など種類を選べますが、それぞれどのような設定なのでしょうか?
減衰タイプの設定については以下の記事にまとめておりますのでご参照ください。
【構造解析Tips】瞬間剛性比例型減衰の種類
一本部材指定した大梁のエラーにより終局検定が中止されるのですが、対処法が分かりません。
一本部材指定した大梁の中に断面算定対象外の梁が含まれている場合にエラーで計算できない場合があります。 断面検定除外指定の他、耐力壁の上下梁も断面検定対象外となるため、一本部材指定している途中の部材だけ耐力壁がついている場合などにもエラーとなります。
加振力によりねじれ力を入力できますが、風荷重によるねじれ力を入力できるものと考えてよいのでしょうか?また、ねじれ力は重心位置に載加されるでしょうか?
現時点では荷重指針に記載があるようなねじれ荷重を静的に与える解析はできませんが、動的なねじれ荷重を与えることは可能です。この時の加振力は各フロアごとに重心位置に加力されます。
積分時間間隔を細かく設定している場合、積分時間間隔に比べて入力波形の時間間隔が粗くなりますが、その間については線形補完されるのでしょうか。
線形補完した値を使って計算しています。
支点の浮き上がりを考慮した解析を行うことはできますか。
支点ばねに引張非線形を考慮することで可能です。 該当の節点を選択し、「節点プロパティ」→「3-支持条件」にて節点支持タイプをばねとし、各方向のばねの初期剛性を入力します。 その後、「部材リスト」→「支点ばねの非線形特性直接入力」にて引張型の折れ点が極端に小さいバイリニアを設定します。
モード別減衰を指定した解析でエラー(入力と消費エネルギー比が閾値を超えました)が出たのですが対処法はありますか
固有値解析を200次など高次まで行なった上で、モード減衰を高次まで設定することで解消される可能性があります。また、積分刻みも十分細かくする必要があります。
架構設計変形時(最大応答時に対するエネルギー2倍となる荷重倍率)を求めたいのですがいい方法はありますか
静的増分解析条件>増分解析条件2にて、架構設計変形時を計算するにチェックを入れて解析を流すと、 計算終了後に同じタブにて確認することができるようになります。 なお、架構設計変形時の応力図を表示する場合はもうひと手順必要です。
状態N,R,T解析を行って付加系質点モデルを構築するにはどのような設定が必要でしょうか。
以下の資料をご覧ください。
【50のこと】No.04 付加系質点系モデルを作成したい
雑壁の剛性評価方法を教えてください。
(1)フレーム内雑壁の剛性評価 耐震壁として配置した壁がスリットや開口により耐震壁と判定されなかった場合にフレーム内雑壁として扱われます。 ※壁リストの「耐震壁判定」を「非耐力壁」とした場合は判定に関わらずフレーム内雑壁となります。 雑壁剛性は、周辺の柱梁の剛性倍率に見込んで評価されます。
(2)フレーム外雑壁の剛性評価 雑壁として配置した場合はフレーム外雑壁として扱われます。フレーム外雑壁は、偏心率計算時にのみ雑壁剛性の考慮/非考慮が確認できます。 雑壁剛性の評価方法として、雑壁の弾性ばね(n倍法により計算)を雑壁の重心位置に配置したものとして検討を行います。(弾性ばねのため耐力は設定できません。)
RESP-Dで工学的基盤の傾斜による位相差の影響は考慮できますか。
工学的基盤が傾斜している場合は、建物基礎の位置により表層地盤の増幅特性が異なるため、位相差の影響を厳密に考慮するのであれば、弊社で開発している3次元フレーム汎用解析プログラム「RESP-F3T」を用いて波形を多点入力することが適切です。 ただし、表層地盤の増幅特性の差が無視でき、工学的基盤の傾斜による影響を時間差としてのみ定義できると判断するのであれば、RESP-Dでこの影響を考慮することが可能です。 計算条件 > 振動解析ケースの設定 > 位相差入力条件にて、位相遅れ時間から求めた等価な入射角度を入力してください。
免震部材の剛性倍率が変わると長期軸力が変わるのはなぜでしょうか。
「計算条件」→「応力計算条件」→「応力条件2」にある免震部材のモデル化で「せん断力によって発生するモーメントを考慮する」にしている場合、免震部材が剛域付きせん断ばねとしてモデル化されています。 その際に、長期荷重時でも、大梁の端部モーメントに対して免震部材にもモーメントが発生するため、免震部材にせん断力が入ります。部材の水平剛性の調整に伴い、各部材の分担せん断力が変わるため、上部構造のモーメントが変動し、免震部材の長期軸力も変わります。
加振終了後の自由振動まで解析して残留変形を求めるにはどのようにすればよいでしょうか。
残留変形は解析が終了したタイミングの層間変形から計算します。 ただし、プログラムとしては解析終了の時間を任意の時間に設定できるので、振動が続いている時に算定すると正確に計算できません。 振動解析ケース設定で波形継続時間より長い解析時間を設定すると、波形がない時刻では自由振動扱いになるので、十分に振動が収まった状態にすることで正確に算定できます。 この解析最終値を残留変形として、「CSV出力」「層の最大応答値テーブル」「グラフ出力」で確認できます。
余談ですが、瞬間剛性比例減衰の中でも「累積型」とされているタイプを指定している場合には解析上残留変形が多く残る場合があります。もし気になるようでしたら、「非累積型」も試していただくといいかもしれません。
XY平面上で傾斜している架構の間柱型ダンパーが効かないのはなぜでしょうか?
以下の2点が原因であると考えられます。 1.XY平面上で、梁の角度と間柱型ダンパーの作用角度(柱の軸回転角)が完全一致していない 2.ねじり剛性を考慮していない
梁の角度と間柱の作用角度がずれている場合、少なからず梁直交方向の力が生じるため、梁のねじり剛性と間柱型ダンパーの力による釣合いが生じますが、ねじり剛性を考慮していない場合は、抵抗が無いため間柱型ダンパーの力も発揮されません。
ねじり剛性の設定は「剛性計算条件」→「剛性計算条件2」もしくは部材プロパティにて行うことができます。
静的解析構造計算書の荷重増分解析の部材余裕率の出力について、せん断余裕率が出力されますが、Qbuの値は考慮されていないと思います。考慮した方が良いではないでしょうか。
プログラムの仕様上は、「終局検定条件」→「終局検定条件3」→「せん断検討方法」で指定した通り、指定により付着によるせん断破壊の考慮可否を変更可能です。
私どもの解釈としては、付着せん断は必ずしも満たさなければならないわけではなく、付着せん断を満たすなら別途付着の検討をしなくてよい、という位置づけと認識しておりますのでそのような仕様としています。
上下動係数を曲げ耐力算出に考慮することはできますか?
「終局検定条件2」→「柱軸力比検討用軸力」→「終局検定条件の柱終局曲げ耐力計算時にもこの軸力を採用する」にチェックを入れると反映できます。
柱梁耐力比の計算時にもこのチェックが反映されます。
上限強度倍率はどのように用いられますか?
靭性保証型設計指針には、材料強度について「上限強度算定用」という記述があり、1.30σy, 1.25σyなどの値の記載があります。
RESP-Dで記述している「上限強度倍率」は、指針でいう1.30,1.25に対応した値ではなく、1.30/1.1 , 1.25/1.1 などの値を入力するような仕様としています。
梁のせん断設計で両端ヒンジを仮定する場合、RC柱梁接合部の設計用せん断力計算に梁のヒンジを仮定する場合など、ヒンジを仮定して設計応力を計算するときに用いられます。
終局強度図に出力されるSRC梁の曲げ耐力はどのように算出されていますか?
SRCの復元力特性はRC部分をトリリニア、S部分をバイリニアとして累加したものとエネルギーが等価となるトリリニアとして求めており、この時の第二折れ点を終局曲げ耐力としています。
(RC部分の算定式は、略算式か平面保持かが部材復元力特性計算条件にて変更できます。)
パネルゾーン、ダイアフラムの検討を行うことはできますか。
S,CFTのパネルゾーン、CFTのダイアフラム検討が可能です。
終局検定条件で「検討する」としていると、モデルデータの結果フォルダ内の「終局検定」フォルダに下記の名前の各検定結果が出力されます。
・SteelPanelUltimateResult.csv
・CFTPanelUltimateResult.csv
Fcが120を超える場合、断面算定に用いるヤング係数比はいくつで計算されるのでしょうか。
断面算定条件→RC造条件2 に設定がございます。初期値は7となっています。
検定結果から特定の柱や梁を消すことはできますか?
断面検定から除外したい部材を選択した状態で、画面右のプロパティ画面から断面検定除外を「True」にすることで除外することが出来ます。
静的解析において免震装置での引張非線形を考慮した解析は可能でしょうか?
支承材を選択し、右側のプロパティの引張非線形の考慮をTrueにしてください。
詳細は下記のブログをご確認ください。
間柱ダンパーの「支持剛性」の項目の意図を教えてください。
「支持剛性」の項目は以下の状況で利用することを意図しております。
制振間柱の軸剛性はどのようなモデルでしょうか?
間柱ダンパーの剛性はダンパーと支持柱の直列ばねとして評価されております。
ダンパー部の軸剛性は、軸断面積として入力できるタイプや製品型番に登録された性能を使うもの、あるいは鉛直剛性を持たないものなどダンパー種類により異なります。
また、軸剛性を考慮する場合でも長期応力については応力計算条件の「制振間柱長期応力の考慮」の指定により負担を切り替えることが可能です。
RDT精算モデルの特性変動の取り扱いについて教えて下さい。製造ばらつき、温度、繰り返し依存性による変化率はどのように扱われますか
RDTの精算モデルについてですが、「繰り返し依存性による変化率」は自動的に考慮されます。ただし、この依存性は、長周期地震動における繰り返し依存性(長時間繰り返しによる温度上昇を考慮した変化)には対応していないことに注意が必要です。
NS-SSBの支持荷重を地震時積載荷重を使いたいのですが方法はありますか
「立体振動解析条件」→「振動解析4」で「球面すべり支承では初期応力に地震用積載荷重を用いる」ためのスイッチが用意されています。
この場合、解析時の初期応力を地震用積載荷重として計算します。
面圧検定には架構用の積載荷重を用います。
U型ダンパーを基礎小梁の位置に入れたいのですが、どのようにすればよいでしょうか。
「応力計算条件」→「応力条件2」で免震部材のモデル化をモーメントを伝達する指定としているか、モーメントを伝達していないとしているかにより方法が異なります。
モーメントを伝達しない場合、U型ダンパーはせん断ばねとしてモデル化されるため、上層および下層節点が剛床内に入っている、もしくは下層部のほうは直接支点として水平移動が拘束されていれば、部材がとりついていない節点を利用して配置して問題ありません。
モーメントを伝達するとしている場合、回転に対する抵抗がないとU型ダンパーはせん断力を負担できません。その場合、剛床内の任意の点について支点ばねで回転剛性を大きな数値として回転拘束したうえでダンパーを配置するという方法が考えられます(基礎小梁が十分に硬いという仮定ですので、それが妥当かどうかの検討は必要になります)。また、小梁を大梁としてモデル化して実際に剛性で抵抗するということも考えられます。
免震層の上下大梁検討時のP-δ、Q-hモーメントはどのように計算されるのでしょうか。動的解析の最大変位を使うことはできるのでしょうか。
P-δ計算用の変形は「免震層設計条件」→「免震層設計条件1」→「免震層変位のクライテリア」→「免震層層間変位」の数値を用いて計算します。Q-h計算におけるせん断力も、上記の層間変位に対応したせん断力を用います。
現在のところ、応答解析結果による最大変形を用いる機能は対応しておりません。
応答解析結果を用いると詳細な数値が出る一方、特に立体応答解析だと部位によって変形が異なる場合もありますので、設計としてどのような変形を想定して計算したか示しにくいという意見もあり、現在の仕様としています。
免震層が複数の階に存在する構造は非対応でしょうか。
免震階指定は現在単一の階だけとなっております。
ただし、複数の階に免震支承材を配置して計算することは可能です。
免震階指定されていない階の支承材については、以下の機能を使用できません。
免震装置リストにない装置を使いたいのですが、追加することはできますか?
RESP-Dでは免震支承材の定義を C:\Program Files (x86)\KKE\RESP-D内にある「DataTable001.dat」ファイルで行っています。
このファイルをモデルデータ(.dzファイル)と同じフォルダーにコピーし、追加したい免震支承材と同一のメーカーおよびシリーズの項目に追記することで新たに支承材を定義することが出来ます。
追記を行った状態でモデルを開くと、「現在のディレクトリにDataTableが見つかりました。上書きしますか?」というメッセージが表示されるため、「はい」を選択することで追加した支承材を使用することが出来ます。
免震建物で水平上下同時入力の検討を行いたいと思います。注意点があれば教えてください。
主に減衰の設定に留意が必要です。
水平動のみ入力する場合の減衰と同じ設定だと、上下動の固有周期が水平に比べて相対的に短周期となるため、上下の減衰を非常に大きく見積もってしまい、上下動の影響がほぼ評価されなくなってしまいます。
レーリー減衰を設定するなど、工夫が必要です。
以下の記事もご参照ください。
スパンに対して半分の幅の粘性壁を全スパン粘性壁配置としたときに生じうる問題はありますか。
梁の中間に取り付くものを柱間配置している、ということでしたら、問題となるのは梁の回転によるロスが考慮できない点があるかと思います。
その場合、とりつく梁の影響なども加味して直列剛性を設定する必要があります。
歪みレベルに応じた偏心率および固有値を計算することは可能ですか?
メニューバーから、「免震層設計条件」を選択してください。各歪レベルを設定できます。ここで設定した変形による偏心率は「部材リスト」「免震層の配置検討」でリアルタイム計算を行うことができます。また、「計算実行」で固有値解析を実行後「計算・出力」メニューの「質点系振動解析結果グラフ」もしくは「立体振動解析結果グラフ」から「免震構造の固有モード図」を選択すると各固有モードを図化して確認できます。
柱頭免震はモデル化できますか?
柱頭部分で1階設けるようなモデル化を行えば可能です。その際、必要に応じて柱頭側節点の剛床解除を行うことになります。詳しくは下記のブログ記事をご確認ください。
免震構造で自由振動による残留変形を検討することは可能ですか?
可能です。振動解析ケース設定で波形継続時間より長い解析時間を設定すると、波形がない時刻では自由振動扱いになります。余談ですが、瞬間剛性比例減衰の中でも「累積型」とされているタイプを指定している場合には解析上残留変形が多く残る場合があります。もし気になるようでしたら、「非累積型」も試していただくといいかもしれません。
残留変形は以下から確認が行えます。
間柱型ダンパーがどのようにモデル化されるか教えてください。
間柱型ダンパーの基本的なモデルは、1本の柱を3分割したようなモデル化になります。
中央にダンパー部分が存在し、上下に支持柱が存在するようなモデルとなります。
したがって、支持柱の剛性によるダンパー効果の低減を考慮可能です。
また、支持柱がRCの場合、弾塑性解析時には支持柱のひび割れ耐力を考慮した解析が行われます。
解析モデルとしては、履歴系と速度依存系でモデル化が異なります。
履歴系の場合、中間節点は設けずに内部的に処理します。したがって、中間節点の応答は現れません。
速度依存系の場合、中間節点を設けダンパー要素を接続します。
アウトフレーム制振補強において、既存架構を串団子モデル、アウトフレームを平面モデルで解くような解析を行うことは可能ですか?
可能です。下記のような手順になります。
以下の記事もご参照ください。
免震支承材を配置し固有値解析結果を実施しました。免震層設計条件で設定した各変形レベルの固有値解析を確認したいのですが、立体振動解析結果において免震構造の固有モード図のボタンがグレーアウトされており選択できません。
「免震層の指定」が行われていない可能性があります。
免震建物の場合には「基本事項」→「階・軸の追加と削除」から免震層の指定を行う必要があります。
質点系解析でSRモデルの検討をしようとした場合、重量を入力する欄がありますが、ここは基礎重量を入力する必要がありますか。『0』のままでは自動的には入らないのでしょうか。
現在0を入れる場合は自動的に計算する機能はありません。 基礎重量を直接入力する必要があります。
質点系モデルの塑性率基点はどこになるのでしょうか。
第2折れ点となります。現在のところ、変更する機能はございません。
45°、135°加力を行って質点系振動解析をしたいのですが、気を付けるべきことがあれば教えてください。
基本的には荷重増分解析の外力作用角度を検討したい方向にすれば問題ありませんが、免震層のねじれを考慮したモデルの場合には適切に計算できない可能性があります。 質点系モデルは、荷重増分解析結果から層の復元力特性を求めますが、実際の応答解析においてはX方向ケースであれば全体座標系のX方向、Y方向ケースであれば全体座標系のY方向に加振します。上部構造の骨格曲線は、45°、135°に載荷した場合でも、それぞれX方向、Y方向のばねとしてモデル化されます。
一方、免震層を立体的に配置した場合、外力の作用角度に応じて平面的な配置を回転させる処理は行っていません。 そのため、上部構造の復元力と免震層の関係が整合しない計算となってしまいます。
また、免震層に速度依存ダンパーを配置した場合には、質点系振動解析条件 X方向作用角度を設定することでダンパーの作用角度を調整する必要があります。
付加系モデルで計算するため、層復元力特性の設定で層のダンパー付加剛性を入力したのですが、応答が変わりません。他に設定が必要でしょうか?
層復元力特性の設定で入力した層のダンパー付加剛性を適用するには、「質点系振動解析条件>共通条件2」→「付加系モデル考慮」において、「各層に付加系ばねを考慮する」を選択する必要があります。
「質点系振動解析条件」の「共通条件2」の付加系モデルの項目において、「各部材に付加系ばねを考慮する」とした場合の付加剛性を確認することはできますか?
「ファイル」→「データ変換出力」→「CSV出力」から、「解析結果」で各部材をチェックして出力することで確認できます。 例えば柱の場合、KbsX-R(kN/m)、KbsY-R(kN/m)、KbsX-T(kN/m)、KbsY-T(kN/m)のようなヘッダでそれぞれX,Y方向の状態R,状態Tによる付加剛性が出力されます。
等価平面を仮定して回転角を算出する際に用いている柱軸力は変動軸力のみとの理解でよろしいでしょうか。長期軸力を含んでいるようなことはございませんでしょうか。
変動軸力を用いて計算しています。長期軸力は含まれていません。
層の復元力作成の際に、制震間柱は曲げ剛性に考慮されていませんか。
等価曲げ剛性を算出する際には柱の軸方向の歪エネルギーの和が等しくなるような平面保持を仮定しておりますが、その際に制震間柱の歪エネルギーも考慮されます。
上部構造を質点系として免震層のねじれを考慮するモデルはできますか。
質点系振動解析条件で「免震層のねじれを考慮する」とすれば考慮可能です。 その場合、計算条件の「層の復元力特性定義」で、上部構造を配置する座標を直接入力する必要があります。一般的には、上部構造のせん断力重心(≒軸力重心)を入力すると上部構造の慣性力を適切に免震層に作用させることができます。
質点系と立体モデルで結果に差が生じます。なぜでしょうか。
以下の記事にチェックリストが整理されていますので、ご参照ください。
【RESP-D Q&A】質点系モデルと立体モデルの振動解析結果(応答)に差異が生じたときに確認すべき項目は?
45度方向加力で増分解析を行った結果、変形図を見ると60度方向に変形しているのですが、この時のQ-δ曲線のδはどの方向を取るのでしょうか?
加振方向の変形δを使用しています。
スウェイ・ロッキングバネを考慮したいのですが、どのようにすればできますか?
「質点系振動解析条件>並進解析2」→「スウェイ・ロッキングの考慮」の設定で「考慮」にチェックを入れるとばね値と重量を考慮出来ます。 また、「スウェイ・ロッキングの減衰マトリクスの設定」で「基礎部の減衰定数を指定する」もしくは「基礎部の減衰係数を指定する」にチェックを入れると減衰(定数あるいは係数)を設定できます。 なお、考慮する際は、X・Y方向共にご指定ください。
免震の串団子モデルにおいて、免震層のねじれを評価したモデル化を行うことは可能ですか?
「質点系振動解析条件>共通条件2」で「免震部材をそのままモデル化する」を選択し、「免震層のねじれ」の設定で「免震層のねじれを考慮する」にチェックを入れると免震層のねじれを考慮することができます。
質点系でダンパーの履歴出力はできますか?
ダンパー1部材ごとに集計する機能は現在のところ用意がありませんが、各層のダンパー履歴としてであれば、以下の手順で集計できます。
1.振動解析ケース設定→履歴出力指定→時刻歴出力タブの層時刻歴にチェックを入れる 2.質点系振動解析を実行する 3.データ保存フォルダの、データ名フォルダ/質点系振動解析フォルダに出力される、以下のファイルが履歴出力ファイルです。
(X方向) 付加系モデルの場合:〇〇_lm00x_his01_Lm_Stud_1.csv 付加系モデルでない場合:〇〇_lm00x_his01_Lm_VelDamper_1.csv
(Y方向) 付加系モデルの場合:〇〇_lm00y_his01_Lm_Stud_1.csv 付加系モデルでない場合:〇〇_lm00y_his01_Lm_VelDamper_1.csv
出力はヘッダ付きで確認でき、出力単位系はN,mとなります。 また、U,Vはそれぞれ、X,Yと読み替えていただくことができます。
RESP-M2に変換しようとした時に免震層はないのですが、「免震モデルは変換できません。「免震層を考慮」スイッチをオフにしてください。」とにエラーが出て出力できません。
「質点系振動解析条件>共通条件2」→「免震層のモデル化」にて「「共通条件1」の「層の復元力特性モデル化」に従う」を選択することで出力することが出来ます。
応力図の柱軸力の見方が分かりません。
応力図の柱軸力の表記は上が最小軸力、下が最大軸力です。 圧縮側は数値の末尾にCがつき、引張側は数値の末尾にTがつきます。
柱の断面算定表にある「組合せL」「組合せS」はどのような値でしょうか?
「組み合わせ」はせん断応力度と軸応力度の組み合わせ検定になります。Lは長期,Sは短期 √(σ^2 + 3τ^2)/ft ≦ 1
十字H柱にも関わらずXYのfbが異なるのは何故ですか?
修正係数Cにより値が変わることがあります。
粘弾性ダンパーの最大応答値はどこで見れますか?
立体振動解析の出力フォルダ内の「○○.last.csv」ファイルで「Damper」を検索すると各ダンパーの最大値一覧を確認することが出来きます。
増分解析による応力図、ヒンジ図が白紙となり表示されません。
「静的荷重増分解析条件」で特定の荷重倍率L.F.に終局検定チェックを入れている場合、指定したL.F.に達する前に変形角で打ち切りになると終局応力図やヒンジ図が描画されない仕様となっております。
ヒンジ図において、柱ヒンジの描画判定はどのようになっていますか?
塑性率が1に達した時点でヒンジが描画されます。
塑性率の計算方法は下記に記載しています。
ファイバーモデルの塑性率について
質点系解析において主架構と制振要素でバネを2つに分けたとき、それぞれの層塑性率を確認することはできますか
解析結果フォルダ内のcsvファイルでのみ確認することが出来ます。 「質点系振動解析」フォルダ内の○○_lm00x.story.csvにて「MaxD.F.」と検索していただくと、対象地震波に対する各質点ばねの塑性率が出力されております。 (○○はモデル名です。y方向は○○_lm00y.story.csvをご参照ください) 質点ばねを2つに分けた場合、ZS**_Lm_No1, ZS**_Lm_No2の項目が、質点ばねNo1, No2の塑性率に対応しています。 (**は層の通し番号で、最下層がZS01です。それ以外のZS~の値については無視してください。) (DfU, DfV:それぞれX, Y方向の塑性率)
「プリンタの設定が無効です。有効なプリンタを選択してください。」というエラーが出て図を出力できません。
計算書出力→Settings→右下の「プリンタの設定」が空欄になっている場合があります。 この場合、再度プリンタの設定を行ってください。
解析結果のフォルダにあるcsvの単位は何ですか?
N,m系で出力しています。
累積エネルギーの出力はできますか?
立体振動解析フォルダ>〇〇_last.csvにて「Energy」と検索していただくとトータルエネルギーの最終値が確認できますので、その中の「Strain」の項目を参照いただければと存じます。
各項目の意味は以下の通りです。
・Motion:運動エネルギー
・Damping:減衰エネルギー(内部粘性減衰)
・ViscousDamper:粘性ダンパーの減衰エネルギー(オイルダンパーなどの粘性系)
・HysteresisDamper:履歴ダンパーの減衰エネルギー(鋼材ダンパーなどの履歴系)
・Strain:ひずみエネルギー(累積塑性歪エネルギー)
・Input:入力エネルギー
水平ブレースの履歴出力がうまく行きません。
水平ブレースの履歴指定は一行につき1要素のため、範囲指定をしている場合正常に機能しません。 各行毎に水平ブレースを正常に認識した場合、画面下に「選択行の対象要素数:1」と表示されます。
質点系の骨格曲線とQ-δのフィッティング状況の図を出力できますか?
層の復元力特性定義画面および質点系振動解析計算書から出力することが出来ます。
ステップ応力図に数値の末尾に「a」や「q」という文字があるのですが、どういう意図でしょうか?
図中の記号は以下のようになっています。 a→軸(図中の数値末尾に付加) q→せん断(図中の数値末尾に付加) 無→曲げモーメント
CSV出力の層エネルギー出力を選択しても出力されません。
解析の実行前に「振動解析ケースの設定」→「履歴出力指定」→「時刻歴出力」タブの「層時刻歴」をチェックする必要があります。
特性変動を考慮した時の解析結果ファイル(csv)を確認したいのですが、どこを見ればよいですか?
解析結果ファイルは「モデル名_dyna00(lm00)」、「モデル名_dyna01(lm01)」…という名称で出力されており、特性変動は以下のようになっています。
00:ばらつき無し(標準)
01:ばらつき+
02:ばらつき-
質点系解析を行ったのですが、図化処理が行われません。振動解析ケース画面で図化処理にチェックを入れ、図化処理の設定もしております。
入力する地震波がX、Y同時加振の場合、図化処理の設定において出力方向を「自動」とすると出力方向が判断できず、図化処理を行えないことがあります。 表示したい方向を指定して下さい。
計算書でモデル規模が大きいため、一部の文字が重なって見えません。
以下の方法が考えられます。
・用紙サイズを大きくする
・フォントサイズを調整する
・一部の数値の非表示を検討する
・範囲指定を使う
・等間隔スパン表示を使う
各符号ごとの最大検定値を簡単に探す方法はないでしょうか。
CSV出力で、断面検定情報>断面検定結果(符号ごと)を出力すると各階で符号ごとの最大検定値を確認することができます。
弾性限耐力を確認したいのですが、どのような方法がありますか。
以下の方法があります。 計算書出力の「Settings」で「層せん断力-変形曲線」→「層せん断力ー変形曲線のプロット」の項目から「初降伏部材発生時」にチェックを入れると、計算書の層せん断力-変形曲線に対して弾性限耐力がプロットされます。
CSV出力の各層のエネルギー出力ができるかと思いますが、これは各層の履歴エネルギーでしょうか?内部粘性減衰、ダンパー等も含んだものでしょうか?
各層の層せん断力を縦軸、層間変位を横軸にとってグラフを書いた場合の面積を求めたような計算になりますので、履歴エネルギーの集計となります。
計算書出力で終局設計ステップ以外のステップの応力図を出力することは可能でしょうか。
基本的には終局設計ステップで指定したステップのみ(指定しなければ最終ステップ)ですが、計算書のSetting で追加ステップという指定ができるので、それを使えば他のステップでも出力できます。 ただし、指定できるステップは増分解析条件で設定している荷重倍率のみです。 たとえば荷重増分量のコントロールを L.F.=1.0まで20ステップ、L.F.=1.5 まで10 ステップ で定義しているとしたら、指定できるステップは 20, 30のみです。
ブレースの解析結果CSV出力の、軸力1,軸力2は何を意味していますか?
X型、K型などブレースを配置すると2本ペアになるものの場合、1,2にそれぞれの応力結果が出力されます。
振動解析計算書の履歴図の軸を調整したいのですが可能でしょうか。
現在のところ、振動解析計算書グラフはオートスケールのみとなっており、座標軸の調整機能は用意がございません。 CSVファイルとしてデジタルデータは出力されておりますので、必要でしたらそちらを加工していただくことになります。 ファイルは、<dzファイル保存フォルダ><dzファイル名フォルダ>\立体振動解析 のフォルダに出力されます。 列ヘッダに部材名が記載されていますが、この部材名は解析用の部材名となっています。 同フォルダ内に、 <dzファイル名>_dyna00_expmodel.csv というファイルがあり、そちらで実際の部材と解析用の部材名が照合できます。
RESP-Dを使って限界耐力計算は出来ますでしょうか?
「限界耐力計算ができる」とまでは言えないのですが、キャパシティスペクトル法による評価はできます。
下記の記事が参考になります。
【RESP-D注目機能紹介】要求スペクトルと耐力スペクトルを出力する(等価線形化法)
平面応力要素は3角形、4角形どちらの形状でモデル化しているか確認することはできますか?
計算書の「応力解析」→「架構モデル図」から平面応力要素配置図を表示することが出来ます。
多剛床のモデルについてQ-δ曲線を一つにまとめて作成できますか?
副剛床の領域において床グループを分けずに剛床を解除し、その上で床に実質剛床となるような性能の平面応力要素を配置して解析することで疑似的に多剛床のモデルで1つのQ-δ曲線を求めることができます。
立体振動解析時に、任意の位置の最大層間変位を出力したいです。
RESP-Dでは、「計算条件」>「計算結果出力条件」より、任意の位置の層間変位を出力する機能を用途に応じて3つご用意しております。以下、それぞれご紹介いたします。
①「層間変位計算設定」
層間変位を計算する節点を軸位置で指定します。
範囲指定も可能で、範囲指定した場合は上節点の応答変位の平均と下節点の応答変位の平均から層間変位を算出します。
建物隅角部の層間変位を出力したいときなどに利用できます。
結果は以下で確認できます。
・ファイル > データ変換出力 > csv出力 > 解析結果 > 振動解析結果 > 指定節点の層間変位
・立体振動解析結果フォルダ > **.story.csv > 「UserDefineDrift_UserDirftCalc」で検索
②「層間変位計算座標設定」
層間変位を計算する節点をX座標、Y座標で指定します。
部材が直接配置されていない位置の層間変位を取得したい場合に利用できます。
結果は以下で確認できます。
・ファイル > データ変換出力 > csv出力 > 解析結果 > 振動解析結果 > 指定座標の層間変位
・計算・出力 > 立体振動解析結果 > 層の最大応答値テーブル(指定座標)
・立体振動解析結果フォルダ > **.story.csv > 「UserDirftCalcCoord」で検索
③「任意層間変位計算設定」
平面方向はX方向軸、Y方向軸で指定し、高さ方向も下階、上階で指定可能です。
吹き抜けに配置された柱の層間変位など、直接2点間の層間変位を取得したい場合に利用できます。
結果は以下で確認できます。
・計算・出力 > 立体振動解析結果 > 任意層の最大応答値テーブル
・立体振動解析結果フォルダ > **.story.csv > 「UserDefineDriftByTwoNode」で検索