支点ばねの非線形特性直接入力

支点ばねの非線形特性直接入力

メインメニュー「部材リスト」→「支点ばねの追加設定」→「支点ばねの非線形特性直接入力」を選択し、ウインドウを開きます。ここでは、配置した支点ばねの非線形特性を個別に指定します。
下記パターンの非線形特性が入力可能です。
設定を行うためには対象の節点を節点プロパティ 3.支持条件>支持条件タイプ>ばねとし、一次剛性を入力する必要があります。
解析ケースごとの支点ばね値設定において一次剛性を設定している場合は節点プロパティの値よりも優先されます。

■ 対象
 ・正負トリリニア
 ・正負バイリニア
■ 非対称
 ・正負トリリニア
 ・正負バイリニア
 ・正側トリリニア、負側バイリニア
 ・正側バイリニア、負側トリリニア

支点ばねの非線形特性直接入力画面における共通操作

符号を新規追加、削除、コピー・貼り付ける場合

ウインドウ上で右クリックするとメニューが表示されますので、行を新規追加する場合は「行新規」、行を削除する場合は「行削除」を選択してください。リストをドラッグして範囲指定後、右クリックすると、選択範囲のコピー、貼り付けができます。また、Microsoft Excel で作成した部材リストを貼り付けることも可能です。具体的な操作方法については、「節点補正荷重」を参照してください。

本コマンドでは、配置した支点ばねの非線形特性を個別に設定できます。

支点ばねの非線形特性入力項目

項目内容
復元力特性を指定する部材の配置階層(下階、上階)を直接入力してください。全角・半角も区別されますのでご注意ください。
フレーム名 軸名フレーム名、軸名を直接入力してください。全角・半角も区別されますのでご注意ください。 部材の範囲指については「フレーム・軸の定義」を参照してください。
復元力特性タイプ非線形特性の方向をプルダウンメニューより選択してください。 選択可能な方向は以下の通りです。 ・鉛直 ・X 方向 ・Y 方向 ・X 軸回り ・Y 軸回り
P1第 1 折れ点耐力を直接入力してください。 P1, P2 いずれか片方が省略された時はバイリニアとします。
P2第 2 折れ点耐力を直接入力してください。 P1, P2 いずれか片方が省略された時はバイリニアとします。
α2第 2 剛性の初期剛性に対する倍率を直接入力します。
α3第 3 剛性の初期剛性に対する倍率を直接入力します。

支点ばねの非線形特性を以下に図示します。

各入力例を以下に図示します。

対称

  • 正負トリリニア

  • 正負バイリニア

非対称

  • 正負トリリニア

  • 正負バイリニア

  • 正側トリリニア、負側バイリニア

  • 正側バイリニア、負側トリリニア