剛性計算条件
メインメニュー「計算条件」→「剛性計算条件」を選択します。
剛性条件1の入力項目
スラブによる梁の断面二次モーメント(RC,SRC造)
下記から選択します。
・増大率で考慮する
・協力幅で考慮
片側スラブの増大率
指定した増大率により断面二次モーメントを増大させます。
※「増大率で考慮する」を選択した場合のみ設定できます。
両側スラブの増大率
指定した増大率により断面二次モーメントを増大させます。
※「増大率で考慮する」を選択した場合のみ設定できます。
各層スラブ厚の設定
各層スラブ厚を設定するフォームを開きます。
床毎に構造スラブをした場合はそのスラブ厚が優先されます。
※床荷重リストにおいてスラブ厚を0とした床については協力幅が考慮されません
β1、β2
協力幅の各計算式の係数を設定します。
β1、β2省略時は自動計算となります。
スラブによる梁の断面二次モーメント(S造)
下記から選択します。
・増大率で考慮する
・協力幅で考慮
片側スラブの増大率
指定した増大率により断面二次モーメントを増大させます。
※「増大率で考慮する」を選択した場合のみ設定できます。
両側スラブの増大率
指定した増大率により断面二次モーメントを増大させます。
※「増大率で考慮する」を選択した場合のみ設定できます。
各層スラブ厚の設定
各層スラブ厚を設定するフォームを開きます。
床毎に構造スラブをした場合はそのスラブ厚が優先されます。
※床荷重リストにおいてスラブ厚を0とした床については協力幅が考慮されません
デッキプレート高さ
断面二次モーメントの計算に使われるデッキプレート高さを設定するフォームを開きます。
β1、β2
協力幅の各計算式の係数を設定します。
β1、β2省略時は自動計算となります。
協力幅の計算に片持ちスラブを含む
RC造大梁の終局曲げ強度や曲げ降伏時剛性低下率に片持ち床のスラブ筋を考慮します。
大梁曲げ剛性倍率直接入力の指定
大梁の剛性倍率を直接指定した場合の剛性計算の挙動に対する設定となります。
下記から選択します。
項目 | 内容 |
---|---|
原断面に対する倍率 | 協力幅や雑壁による剛性増大率を無視し、入力された倍率を原断面の剛性に乗算して剛性を求めます。 |
剛性倍率を加算 | 協力幅や雑壁による剛性増大率に入力された倍率を加算した倍率を原断面の剛性に乗算して剛性を求めます。 |
剛性倍率を乗算 | 協力幅や雑壁による剛性増大率に入力された倍率を乗算した倍率を原断面の剛性に乗算して剛性を求めます。 |
剛性条件2の入力項目
RC造, SRC造の柱・梁部材の剛性
下記から選択します。
・鉄骨・鉄筋を考慮する
・鉄骨のみ考慮する
・鉄骨・鉄筋を考慮しない 未対応
柱梁接合部のモデル化
下記から選択します。
・モデル化しない 未対応
・全て剛域で考慮
・全てパネルで考慮
・個別設定
※全てパネルで考慮とした場合、計算書の軸組図上の剛域長さはパネル長となります。
接合部の個別設定
接合部の個別設定を行うフォームを開きます。
階毎に接合部条件を設定することが出来ます。
※柱梁接合部のモデル化として「個別設定」を選択した場合のみ設定できます。
RC剛域の入り長さa×Dの係数a
RCの剛域入り長さの計算に用いる係数の設定となります。
計算編参照
S剛域の入り長さa×Dの係数a
Sの剛域入り長さの計算に用いる係数の設定となります。
計算編参照
ねじり剛性の考慮
梁のねじり剛性
梁にねじり剛性を考慮するかどうかを設定します。
※考慮しない場合ねじれ剛性を1/1000倍したモデルとなります。
柱のねじり剛性
柱にねじり剛性を考慮するかどうかを設定します。
※考慮しない場合ねじれ剛性を1/1000倍したモデルとなります。
剛性条件3の入力項目
腰壁・垂壁付梁の断面二次モーメントの計算方法
下記から選択します。
・壁は考慮しない
・形状通りに計算する
・断面積・梁せいが等しい矩形断面に置換する
・断面積・梁幅が等しい矩形断面に置換する
計算編参照
弾性解析時の袖壁による柱の断面二次モーメントの計算方法
下記から選択します。
・壁は考慮しない
・形状通りに計算する
・断面積・梁せいが等しい矩形断面に置換する
・断面積・梁幅が等しい矩形断面に置換する
※弾塑性解析時についてはファイバーモデルであることから常に形状通りにモデル化するため「壁は考慮しない」を選択した場合を除き、「形状通りに計算する」となります。
袖壁、腰壁、垂壁による剛域の計算方法
下記から選択します。
・フェイスから剛域の入り長さ分内側
・フェイス位置
※柱梁接合部のモデル化として「個別設定」を選択した場合のみ設定できます。
計算編参照
柱軸変形用の剛域の採用方法
下記から選択します。
・軸変形の剛域は考慮しない
・X方向とY方向の長い方の値とする 未対応
・X方向とY方向の平均値とする 未対応
・X方向とY方向の短い方の値とする 未対応
剛性条件4の入力項目
耐震壁付梁の剛性増大率
耐震壁が取り付く梁を剛として扱うために乗じる倍率を選択します。
耐震壁の判定
耐震壁として見なすかどうかの判定に関わる設定を行います。
複数開口の取り扱い
下記から選択します。
・包絡開口とする
・等価開口とする
・包絡開口・等価開口自動判定
計算編参照
耐震壁の判定
スリット及び壁厚の条件の他に開口寸法の条件として耐震壁とみなす判定の設定を行います。
下記から選択します。
・ro≦0.4
・max(ro, Lo/L)≦0.4
・max(ro, Lo/L, Ho/H)≦0.4
※ro:開口周比
※Lo/L:開口幅比
※Ho/H:開口高さ比
腰壁・垂壁の無開口スリット付壁の剛性計算時壁長さの上限
構造階高に対し、垂壁長さの上限として下図のαを設定します。0.5とした場合、構造階高の半分までが垂壁とみなされます。
袖壁の無開口スリット付壁の剛性計算時壁長さの上限
スパン間距離に対し、袖壁長さの上限として下図のαを設定します。0.5とした場合、スパン長の半分までが袖壁とみなされます。
剛性条件5の入力項目
静的解析時の免震部材剛性
静的解析時には免震部材を固定するかを選択します。
積層ゴム支承の免震部材固定時の剛性倍率
積層ゴム系支承材の剛性倍率を設定します。 ※免震部材を固定とした場合有効になります。
すべり・転がり支承の免震部材固定時の剛性倍率
すべり・転がり支承材の剛性倍率を設定します。 ※免震部材を固定とした場合有効になります。