構造計算書のサブセクション
静的構造計算書
静的解析構造計算書項目一覧
※応力図に表示される応力は節点位置の応力です。断面検定に使用している応力は断面検定表をご確認ください。
計算・設計に関する情報
一般事項
2.1 建物の構造設計概要
2.2 伏図
2.3 軸組図
2.4 断面リスト
2.5 雑壁リスト
2.6 3D 図
2.7 部材個別設定設計方針と使用材料
3.1 設計方針
3.2 構造設計方針
3.3 使用材料・許容応力度
3.4 その他プログラムの使用状況
4.1 メッセージ一覧
4.2 メッセージ一覧に対する所見荷重・外力の条件
5.1 荷重計算条件
5.2 固定荷重
5.3 積載荷重
5.4 積雪荷重
5.5 風荷重
5.6 地震荷重
5.7 土圧・水圧・その他荷重
5.7.1 算定根拠
5.7.2 特殊荷重配置
5.7.3 節点積載荷重一覧
5.7.4 特殊荷重一覧
5.7.5 壁仕上げ荷重一覧
5.7.6 応力計算用節点荷重一覧
5.8 荷重図
5.8.1 荷重伏図
5.8.2 荷重軸組図準備計算
6.1 剛性に関する計算条件
6.2 C,Mo,Q 図
6.2.1 C,Mo,Q 図(長期)
6.2.2 C,Mo,Q 図(積雪)
6.3 節点荷重
6.3.1 節点毎の地震用重量
6.4 積雪荷重
6.5 風荷重
6.6 建築物の重量と地震力応力解析
7.1 架構モデル図
7.1.1 応力計算モデル図
7.1.2 部材剛性倍率図
7.1.3 剛床図
7.1.4 平面応力要素配置図
7.2 鉛直荷重時
7.2.1 応力計算基本条件
7.2.2 応力図
(1)固定荷重+積載荷重 応力図(立面)
(2)固定荷重+積載荷重 応力図(平面)
(3)固定荷重+積載荷重 軸力図
(4)積雪荷重
※長期応力の解析方法において施工段階解析にチェックを入れた場合(1)-(4)は下記の通りとなります。
(1)施工段階解析(固定荷重+積載荷重)応力図(立面)
(2)施工段階解析(固定荷重+積載荷重)応力図(平面)
(3)施工段階解析(固定荷重+積載荷重)軸力図
(4)積雪荷重 7.2.3 支点反力図
7.2.4 節点変位図(立面)
7.2.5 節点変位図(平面)
7.2.6 施工段階解析/一体解析(固定荷重+積載荷重)応力比図
※7.2.6 は長期応力の解析方法において施工段階解析にチェックを入れた場合のみ出力できます。
(1)施工段階解析/一体解析(固定荷重+積載荷重)応力比図(立面)
(2)施工段階解析/一体解析(固定荷重+積載荷重)応力比図(平面)
7.3 水平荷重時
※7.3 は許容応力度計算時の応力解析方法で弾塑性解析応力結果を選択した場合、
L.F=1.0 時の荷重増分解析結果から長期応力を差し引いた解析結果が表示されます。
7.3.1 応力計算基本条件
7.3.2 応力図
(1)地震荷重 応力図(立面)
(2)地震荷重 応力図(平面)
(3)地震荷重 軸力図
(4)風荷重
7.3.3 水平力分担率
(1)水平力分担表
(2)水平力分担図
7.3.4 支点反力図
7.3.5 節点変位図(立面)
7.3.6 節点変位図(平面)
7.4 支点反力一覧断面検定
8.1 断面検定条件
8.2 断面検定比図
8.2.1 長期荷重時(立面)
8.2.2 長期荷重時(平面)
8.2.3 短期荷重時(立面)
8.2.4 短期荷重時(平面)
8.3 断面検定の詳細出力
(1)断面検定方針
(2)梁の断面検定
(3)柱の断面検定
(4)ブレースの断面検定
(5)水平ブレースの断面検定
(6)壁の断面検定
(7)接合部の断面検定
(8)RC 大梁付着の検討
8.4 断面検定 NG 部材リスト
(1)梁の NG 部材リスト
(2)柱の NG 部材リスト
(3)壁の NG 部材リスト壁量・柱量
層間変形角
許容応力度計算時の応力解析方法で弾塑性解析応力結果を選択した場合であっても弾性解析の層間変形角が表示されます。剛性率・偏心率
許容応力度計算時の応力解析方法で弾塑性解析応力結果を選択した場合であっても弾性解析の剛性率・偏心率が表示されます。
11.1 剛性率
11.2 偏心率
11.3 重心・剛心図荷重増分解析
12.1 基本条件
12.2 外力分布
12.3 終局時部材応力図
12.4 終局ヒンジ発生図
(1)終局ヒンジ発生図
(2)塑性率図
(3)大梁回転角図
12.5 各階のせん断力変形曲線
12.6 終局検定表
12.6.1 大梁終局検定表
12.6.2 柱終局検定表
12.6.3 接合部終局検定表
12.6.4 大梁付着検定表
12.7 部材余裕率
12.8 接合部余裕率
12.9 終局軸力比図
12.10 終局強度
12.11 柱梁耐力比
12.12 接合部強度低下率計算ルート判別表
総合所見
質点系振動解析計算書
メインメニュー「計算・出力」→「質点系振動解析計算書」を選択します。
ここでは、質点系振動解析結果の出力設定および表示を行います。
質点系振動解析計算書では以下の5つのみ出力可能です。
・No.1:計算条件
・No.2:各層の最大応答値図
・No.3:層せん断力分担図
・No.14:免震層平面応答値図
変位・速度・加速度の応答を出力することができます。
最大応答値図設定にて出力するケースの特性変動の考慮もしくは計算書に指定する応答値の指定を行うことができます。
・No.15:時刻歴図
No.15の図化出力については振動解析ケース設定>履歴出力指定の時刻歴出力を設定しておく必要があります。
出力を指定する図について、「図化出力」の該当項目にチェックを入れてください。
また、「用紙サイズ」と「用紙方向」を選択してください。
setting>用紙においても用紙サイズ・用紙方向の設定がございますが、各図の用紙サイズ用紙方向の指定が優先されます。
No.1「計算条件」の出力においてQ-δ曲線と骨格曲線の重ね書きグラフが出力できます。


層の最大応答値設定
各層の最大応答値図(No.2)で出力する図面の設定を行います。
解析ケース指定において、計算書に表示する解析データの選択及び重ね描くデータを設定することができます。
詳細は解析ケース指定をご確認ください。
出力項目において、層の各応答値を計算書で出力するかどうかを指定することができます。
出力できる項目は、加速度・速度・変位・層間変位・層間変形角・層せん断力・層せん断力係数・OTM・層塑性率です。
時刻歴・履歴設定
時刻歴(No.15)について、解析ケースごとに図化する項目を選択することができます。
デフォルトでは全ての項目を図化する指定となっておりますので、図化を減らしたい場合に使用します。
指定できる項目は重心加速度・重心速度・重心変位・エネルギーです。
なお、この出力を行うためには、振動解析ケース設定>履歴出力指定の時刻歴出力を設定しておく必要があります。
その他の設定
No.1「計算条件」で出力されるQ-δ曲線のδの最大値を指定します。
rad指定になりますので階高が異なる場合δ最大値が変化します。
振動解析計算書
メインメニュー「計算・出力」→「振動解析計算書」を選択します。
ここでは、振動解析結果の出力設定および表示を行います。
出力を指定する図について、「図化出力」の該当項目にチェックを入れてください。
また、「用紙サイズ」と「用紙方向」を選択してください。
setting >用紙 においても用紙サイズ・用紙方向の設定がございますが、各図の用紙サイズ用紙方向の指定が優先されます。
振動解析計算書項目一覧
- No.1 計算条件
- No.2 各層最大応答値図
- No.3 層せん断力分担図
- No.4 応力図(立面) ※1
- No.5 軸力図 ※1
- No.6 支点反力図 ※1
- No.7 応力図(平面) ※1
※1 各部材の最大応力値を図化しますので、発生時刻は異なります。 - No.8 ヒンジ図
- No.9 ヒンジ発生ステップ図
- No.10 最大回転角図
- No.11 累積塑性変形倍率図
- No.12 累積損傷度図 ※2
※2 鉄骨梁端損傷度 D の設定にて累積損傷度 D を計算するにチェックを入れる必要があります。 - No.13 立面応答値図
- No.14 平面応答値図
- No.15 時刻歴図 ※3
- No.16 節点時刻歴図 ※3
- No.17 柱時刻歴図 ※3
- No.18 ブレース・ダンパー応力履歴 ※3
- No.19 節点間ブレース・ダンパー応力履歴図 ※3
- No.20 間柱ダンパー応力履歴図 ※3
- No.21 耐震壁・粘性制震壁応力履歴図 ※3
- No.22 水平ブレース・ダンパー応力履歴図 ※3
- No.23 免震支承材・履歴系減衰材応力履歴図 ※3
- No.24 筒状流体・粘性体ダンパー履歴図 ※3
- No.25 支点ばね履歴図 ※3
- No.26 トグル履歴図 ※3
※3 No.15-25 については振動解析ケース設定>履歴出力指定の時刻歴出力を設定しておく必要があります。
層の最大応答値設定
各層の最大応答値図(No.2)で出力する図面の設定を行います。
解析ケース指定において、計算書に表示する解析データの選択及び重ね描くデータを設定することができます。
詳細は解析ケース指定をご確認ください。
出力項目において、層の各応答値を計算書で出力するかどうかを指定することができます。
出力できる項目は、加速度・速度・変位・層間変位・層間変形角・層せん断力・層せん断力係数・OTM・層塑性率です。
最大応答値図設定
最大応答図出力指定タブ
下記の指定を行うことができます。
・特性変動指定 標準・正(+)側・負(-)側
・出力応答値指定 変位・速度・加速度
・軸力図の設定 軸力比で表示する
・立面応答値図の設定 全解析ケースの最大値を表示する
・上下動用分割大梁の場合端部と中央の値のみ出力する(立面応答値図・応力図(立面)に対応)
・応力図の設定 各振動解析ケースに対してどの図を出力するかを指定
応力図(No.4)・軸力図(No.5)・支点反力図(No.6)・応力図(平面)(No.7)
ヒンジ図(No.8-12) 立面応答値図(No.13) 平面応答値図(No.14)
フレーム・階の指定タブ
図化する階やフレームを選択する際に使用します。
setting >出力階・軸指定 は無視されます。
時刻歴・履歴設定
時刻歴タブ
時刻歴(図化項目 No.15)について、解析ケースごとに図化する項目を選択することができます。
デフォルトでは全ての項目を図化する指定となっておりますので、図化を減らしたい場合に使用します。
指定できる項目は重心加速度・重心速度・重心変位・エネルギーです。
なお、この出力を行うためには、振動解析ケース設定>履歴出力指定の時刻歴出力を設定しておく必要があります。
部材履歴タブ
部材時刻歴(図化項目 No.17-No.26)について、解析ケースごとに図化する項目を選択することができます。
デフォルトでは全ての項目を図化する指定となっておりますので、図化を減らしたい場合に使用します。
なお、この出力を行うためには、振動解析ケース設定>履歴出力指定の時刻歴出力を設定しておく必要があります。
その他の設定
振動解析計算書には関係のない項目です。(質点系振動解析計算書で使用します。)
免震設計計算書
免震設計計算書項目一覧
- 免震層の偏心
1.1 偏心率
1.2 重心・剛心図 - 免震層上下大梁の設計
2.1 P-δ付加曲げモーメント一覧
2.2 P-δ付加曲げモーメント 検定値一覧
2.3 免震層上下大梁の断面算定 - 固有値解析結果
- 免震部材面圧
4.1 免震部材軸力検定値図
4.2 免震部材軸力検定詳細
メインメニュー「計算・出力」→「免震設計計算書」を選択します。ここでは、免震設計について出力設定および表示を行います。

偏心率
偏心率の計算結果を出力します。偏心率は「免震層設計条件」の「免震層想定変形」で設定した各変形状態における免震部材の等価剛性から剛心を算定し、偏心率を計算します。
重心・剛心図
偏心率計算時の重心および剛心図を出力します。
P-δ付加曲げモーメント一覧
P-δ効果による付加曲げモーメントおよび支承材せん断力による付加曲げモーメント(Q-h)を大梁ごとに表示します。想定する変形は「免震層設計条件」により設定できます。Q-hについては、「応力解析条件」→「応力条件2」→「せん断力によって発生するモーメントを考慮する」としていた場合には解析結果にQ-h付加曲げモーメントがすでに含まれているため、Q-h付加曲げモーメントは0となります。
[凡例]
P-δ付加曲げモーメント検定値一覧
P-δ効果による付加曲げモーメントを考慮した免震層上下大梁の曲げ検定値を表示します。

・断面検定比図においては、検定値により線色を以下のとおりに変更して表示します。
免震層上下大梁の断面算定
P-δ効果による付加曲げモーメントを考慮した免震層上下大梁の断面検定表を表示します。
符号一覧を以下に示します。
$b$ :長方形梁の幅(mm)
$D$ :梁せい(mm)
$d_t$ 上 :引張縁から引張鉄筋重心までの距離(上端引張)(mm)
$d_t$ 下 :引張縁から引張鉄筋重心ま での距離(下端引張)(mm)
$a_t$ 上 :引張鉄筋の断面積(上端引張)(mm2)
$a_t$ 下 :引張鉄筋の断面積(下端引張)(mm2)
$p_w$ :あばら筋比(%)
部材長、内法、位置(mm)
$α_L$ :長期のせん断スパン比 M/(Qd)による割増係数
[梁の曲げに対する断面算定]
$M_L$ :長期曲げモーメント(kN・m)
$M_{sn}$ :積雪荷重曲げモーメント(kN・m)
$M_{E1}$ :正加力時の地震荷重による曲げモーメント(kN・m)
$M_{E2}$ :負加力時の地震荷重による曲げモーメント(kN・m)
$M_{w1}$ :正加力時の風圧力による曲げモーメント(kN・m)
$M_{w2}$ :負加力時の風圧力による曲げモーメント(kN・m)
$M_s$ 上 :短期設計用曲げモーメント(上端引張)(kN・m)
$M_s$ 下 :短期設計用曲げモーメント(下端引張)(kN・m)
$M_{AL}$ :長期許容曲げモーメント(kN・m)
$M_{As}$ 上 :短期許容曲げモーメント(上端引張)(kN・m)
$M_{As}$ 下 :短期許容曲げモーメント(下端引張)(kN・m)
$_My$ 上 :終局曲げ強度(上端引張)(kN・m)
$M_y$ 下 :終局曲げ強度(下端引張)(kN・m)
$M_L/M_{AL}$ :長期曲げモーメントに対する検定値
$M_s/M_{As}$ 上:短期曲げモーメントに対する検定値(上端引張)
$M_s/M_{As}$ 下:短期曲げモーメントに対する検定値(下端引張)
$MP⊿1$,
$MP⊿2$: P-⊿効果による付加曲げモーメント
[梁のせん断に対する断面算定]
$Q_L$ :長期せん断力(kN)
$Q_{sn}$ :積雪荷重によるせん断力(kN)
$Q_E$ :地震荷重によるせん断力(kN)
$Q_w$ :風圧力によるせん断力(kN)
$Q_D$ :短期設計用せん断力(kN)
$Q_{AL}$ :長期許容せん断力(kN)
$Q_{As}$ :短期許容せん断力(kN)
$Q_L/Q_{AL}$:長期せん断力に対する検定値
$Q_D/Q_{AS}$:短期せん断力に対する検定値
固有値解析結果
「免震層設計条件」の「免震層想定変形」で設定した各変形状態における固有値を計算します。ここでは、上記の設定に加えて基礎固定時(免震層固定時)の固有値も併せて出力されます。
免震部材軸力検定値図
免震部材軸力に対する軸検定比を表示します。
[凡例]
$α_{C1}$: クライテリア No.1 の圧縮軸力検定値(1:[検定値]C)
$α_{C2}$: クライテリア No.2 の圧縮軸力検定値(2:[検定値]C)
$α_{C3}$: クライテリア No.3 の圧縮軸力検定値(3:[検定値]C)
$α_{T1}$: クライテリア No.1 の引張軸力検定値(1:[検定値]T)
$α_{T2}$: クライテリア No.2 の引張軸力検定値(2:[検定値]T)
$α_{T3}$: クライテリア No.3 の引張軸力検定値(3:[検定値]T)
※当該ケースにおいて検定が不要な検定値は表示しません。
※引張軸力が発生しない場合、
$α_{T1}$~
$α_{T3}$
免震部材軸力検定詳細
免震部材の免圧検定結果を表示します。
Setting
本機能は各「印刷項目設定」にて印刷時の仕様を指定する機能です。
用紙
- 各計算書形式ごとにサイズ、用紙の向き、余白を設定します。
フォント
- サイズは選択だけでなく、数値の直書きも可能です。
- ヘッダ/フッタは「オプション」タブで「ヘッダー出力」、「フッタ―出力」にチェックを入れて出力してください。
オプション
- ヘッダー出力:RESP-D バージョン番号 を表示
- フッタ―出力:計算開始事項/計算終了時刻、ページ を表示
- 構造モデルの階高・スパンを等間隔で表示する:応力値などが見やすくなります。(下図参照)
応力・ヒンジ図出力項目
- 最大ヒンジマークサイズ:ヒンジマークが大きすぎたり、小さすぎる場合に、直径の実寸を入力してください。
検定値図・余裕率図設定
- 最大検定値、最小余裕率、最大塑性率の値にマークを付ける:各軸組図の結果値にマークが付きます。(下図参照)
曲げ:赤枠 せん断:青枠
層せん断力-変形曲線
- 層せん断力-変形曲線のプロット:荷重増分解析時結果「各階のせん断力変形曲線」に、チェックを入れたステップをプロットします。(下図参照)
※「架構設計変形時」は増分解析条件 2 の「架構設計変形時を計算する」にチェックを入 れてご利用ください。
出力階・軸設定
- 出力したくない階、軸の ✔ を外してご利用ください。
※計算条件>計算結果出力条件>架構定義 で指定した架構を省略することはできません。
その他出力項目
断面検定表の設定:
最大検定値決定ケースのみ表示する検定表を出力する:RC 柱断面検定表において、最大検定値決定ケースのみの検定表を出力します。旧フォーマットに対応した互換性のための指定となります。断面検定表、終局検定表:
代表部材のみ出力する:断面符号の中で、各検定における最大検定比となる部材のみを代表として検定表出力します。
範囲指定
- 下記範囲指定にて設定した範囲を出力します。
色設定
- 検定値や終局余裕度の値が、指定した範囲の部材の色を変えて表示します。